什器レンタルすべき?什器のメリット&お得にレンタルするコツ
2025年08月29日
店舗営業やイベント運営を充実させるために、どのような什器を導入し、どのような経路で入手するべきなのでしょうか?
今回の記事では、業界で扱われる什器の具体例やレンタルするメリット、効率的にレンタル業者を選定する方法について解説していきます。
目次
什器の定義・種類

常時営業している店舗・オフィスから期間限定のポップアップショップや展示会にいたるまで、最適な什器の選定は売上や目標達成のカギになります。
ここでは、什器の大まかな定義や業界ごとでよく使われる設備について、具体的に説明していきますので、自社に必要な什器やコストについてお悩みの方は参考にしてみてください。
什器とは?
什器とは、陳列棚や平台、冷蔵庫、レジカウンターなどの店舗や展示会などの営業に欠かせない備品・設備全般を指します。
飲食店や美容サロンなどの店舗で対人接客を行う お店で扱われる什器は「店舗什器」 、会社などの 社内で使用される什器は「オフィス什器」とも呼ばれており、人々の快適なサービス利用と労働を支えています。
業界ごとで用いられる什器の種類&費用相場
業界を問わず様々なシーンで活躍する什器ですが、具体的にはどのような設備を用意していく必要があるのでしょうか?
多くの施設で見かける受付カウンターは、 1週間レンタルで4,000円~10,000円前後が相場であると言われています。
以下に、業界ごとの主な什器の種類と、1週間レンタルした場合の費用相場についてまとめてみました。
表の内容はあくまで目安となりますので、什器を単品・セットで注文するか、何日レンタルするかによっても費用が変動します。
什器のレンタルを検討する際は依頼する業者の公式ホームページをチェックするか、可能であれば問い合わせてみましょう。
飲食業界 | ・テーブル(展示台) ・食器棚 ・冷蔵ケース ・メニュースタンド/卓上POP立て | ▶10,000円~30,000円 ▶2,300円~9,000円 ▶3,000円~25,300円 ▶1500円前後 |
小売業界 | ・ハンガーラック ・マネキン ・ショーケース ・ミラー類(姿見・卓上ミラー) ・試着ルーム | ▶800~10,000円 ▶数千~20,000円前後 ▶10,000円~30,000円 ▶1,000円~1万3,000円前後 ▶7,000円~12,000円 |
オフィス | ・オフィスデスク ・オフィスチェア ・パーテーション(間仕切り) ・キャビネット ・ホワイトボード | ▶1,300円 ▶900~1,000円 ▶2,800~1万円前後 ▶1,700円前後 ▶1,700円前後 |
什器をレンタルするメリット

結論から言うと、【費用面がやさしい点】と【管理負担を軽減できる点】が什器をレンタルするメリットです。
購入する場合よりも価格が低いうえに、催事に伴う什器の梱包や保管時の管理、収納スペースの確保などの多くの業務に対応してもらえる場合があるからです。
購入よりもコストを抑えやすい
什器のレンタルを選んだ場合、イベント期間に合わせた日数分の支払いで済むため、購入するより初期費用の負担を減らすことができます。
また、多くのレンタル事業者は、用途・目的に沿ったアイテムを幅広く用意しているので、運営者のニーズや店舗の雰囲気にマッチした什器の選定&空間づくりにも役立つでしょう。
催事の費用をなるべく最小限に抑えつつ、ブランドや商品を効果的にアピールしていきたい場合、上記のレンタルは有効な手段と言えるでしょう。
メンテナンス(管理)・運搬・配置までお任せできる
什器は用意して終わりではなく、現地への配送にはじまり、運搬やセッティング、期間中の保管、営業終了後の撤去作業など、 様々なタスクを考慮しなければなりません。
更に、什器には大型のキャビネットや試食ブース用のテーブル、雰囲気づくりに役立つバックパネルなど、サイズが大きく取り扱いが難しいものも含まれます。
レンタル事業者の中には、種類豊富な什器の管理業務をまとめて対応してくれる会社もあるので、 人手不足な環境でも運営をスムーズかつ安全に進められる でしょう。
レンタル or 購入で迷ったら?

什器の導入方法に迷った場合、【短期間の限定イベントならレンタル】、【什器の使用期間が長期化する場合は購入】をおすすめします。
基本的に、什器を使用する機会が限定的な場合はレンタルが便利ですが、自社に適した什器の選定や長期利用の見通しがある場合は購入がお得と言えます。
コスパ重視ならレンタルを試すのがおすすめ!
イベントの規模にもよりますが、ある程度の設備が残っている居抜き物件でも、必要な什器の購入だけで数十万はかかると言われています。
そのため、開催期間が短い限定イベントを運営する場合はレンタル什器を活用することをおすすめします。
イベントの開催頻度が高い場合でも、トレンドにあった什器をその都度選ぶことができるので、常に洗練されたスペース・レイアウトに仕上げることができるでしょう。
また、オフィスの場合、特別な式でしか使われない演台やマイクや、シーズンものの空調機器など、使用頻度が少ない什器のみをレンタルで導入するのもおすすめです。
什器の長期使用・こだわりを優先するなら購入した方が良い場合も
店舗や社内のコンセプトに合った什器が決まっており、それらを長期間利用したい場合は購入した方が効率的です。
半永久的に什器を扱う前提であれば、会社の資産としてカウントすることもできる上に、店舗やイベントの来訪者に対して、自社をより強く印象づけることもできます。
また、 中古品を取り扱っているレンタル事業者もいるため、利用期間が長引くほどに什器の品質・耐久性が不安な場合もあります。
そのため、ブランド力×安全性を重視しつつ什器の長期利用を検討している運営者は、購入した方が費用負担を抑えられるでしょう。
コスパ良く什器のレンタル業者を選ぶポイント

什器のレンタル業者を選ぶうえで、事前におさえておきたいポイントを3つご紹介します。
希望日数に応じているか、購入以外のサービスは充実しているかなどを確認しておくことで、自社にとって最適な業者を絞り込むことができます。
レンタル可能な期間の最低ライン&トータル費用を把握しておく
まず、 業者が対応可能なレンタル期間の最低ラインを把握しておきましょう。
最短1日から貸出OKなパターンや、1ヵ月以上や年単位の長期利用を前提としているパターンなど、業者によって設定期間は異なるため、希望日数が通るかをチェックしましょう。
また、見積もりが立てられる業者であるかも非常に重要な判断基準です。
予算上限を決めた上で、レンタル料金だけでなく、配送やセッティング代行を希望する際にかかるその他サービス費用・人件費込みの総額を計算し、複数の業者で比較することをおすすめします。
運搬~設営・什器破損への対応範囲をチェックする
什器の運搬から設営を請け負うオプションや、破損に関する補償制度を設けているかも大切なチェックポイントです。
業者が対応できる搬入出の時間帯・エリアとイベントの開催日時・場所を照らし合わせて、スムーズに運用できるか、必要な作業員を確保できるかを判断します。
また、什器の故障・盗難などのトラブルが起こった際、交換や動産補償保険などの補償制度を利用できるかも見ておきましょう。
扱う什器によって異なる補償範囲が設定されているケースもあるため、レンタルを希望する備品の補償内容はくまなく把握しておくと安心です。
商品を効果的にアピールできる什器を取り扱っているか
あらかじめ、自社に取り入れたい什器の種類・個数をリストアップしておきましょう。
そのうえで、業者が展開する一覧の中から自社商品を引き立てるのにふさわしい什器を選ぶことで、不要な追加の申請・キャンセルを防ぐことができます。
特に、商品を陳列するタイプの什器は、置かれた商品が主役となるようなデザインと機能性を兼ね備えている必要があります。
また、 什器そのものの強度・安全性も、商品の快適な展示・陳列に欠かせない要素です。
例えば、宝石やハイブランドなどの高価な商品をディスプレイする際は、保護力に優れたガラスが使われているか、ロック機能が搭載されているかなどの条件をふまえて選ぶと良いでしょう。
什器レンタルすべき?什器のメリット&お得にレンタルするコツ|まとめ
什器をレンタルするメリットやシチュエーションに応じた備品&レンタル業者の選び方について解説しました。
事前のレイアウト・イメージ共有や各オプションの確認を徹底することは、店舗やイベント運用のスムーズな進行に繋がります。
今回の記事を参考に、最適なコストパフォーマンスを実現できる什器のレンタル業者を探してみてください。