宝飾ショーケースにこだわるメリット&効果的な什器の選び方を解説

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効果的な宝飾の展示・販売にあたって、課題となるのがショーケースの選定。

宝飾そのものがいくら美しく価値の高い代物であったとしても、 不適切なディスプレイに飾ってしまうことで魅力が損なわれてしまいます

「宝飾ショーケースの大まかな種類を把握したい」

「選定の際にチェックするべきオプションは?」とお考えの方は、ぜひ本記事をご覧ください。

宝飾ショーケースにこだわるべき理由

ショーケースに展示されているネックレスと指輪

まず、宝飾ショーケースに期待できる役割についてご紹介します。

宝飾ショーケースは単なる収納や保護にとどまらず、取り扱う商品や店舗をより良く魅せるためになくてはならない存在と言えるでしょう。

宝飾の魅力&ブランドの発信に役立つ

商品に適したディスプレイに展示することで、その宝飾や店舗ブランドの世界観を視覚的にアピールできます。

宝飾を手掛けたジュエリー職人の想いやコンセプトを汲み取りつつ、その宝飾が秘めるストーリー性を顧客に伝えるには、小売店での適切なセッティング・宣伝が必要不可欠です。

また、そのような宝飾を数多く扱う店舗で、商品のひとつひとつの個性を尊重できるブランド力をアピールしていくには、戦略的なディスプレイ設計が求められます。

顧客満足度を高める

入店した顧客に有意義な体験を提供する点でも、宝飾ショーケースが大きな役割を果たします。

美しいディスプレイは宝飾との特別なひとときを演出するのに役立ち、取り扱う商品やブランドを顧客に印象付けることができます。

適切な宝飾ショーケースをセッティングすることで、顧客とブランドの長期的な繋がりを深めることができるでしょう。

宝飾ショーケースの種類と特徴

ショーケース越しに見える宝飾

次に、宝飾ショーケースとして使われる一般的な什器についてご紹介していきます。

商品の形状や展示するシチュエーションに応じた什器を導入することで、顧客や店舗スタッフ双方にとって快適かつ有意義なディスプレイを叶えることができるでしょう。

宝飾ブランドケース

宝飾はもちろん、バッグなどの大きめサイズのアイテムをキレイに配置できるショーケースです。

本体上部にフレームを取り付けないタイプが主流のため、中の宝飾を眺めやすく、多くの宝飾小売店で用いられています。

スタンダート型

ショーケースの王道としてイメージしやすいタイプで、宝飾やジュエリーを扱う小売店でも多く扱われています。

お手頃価格の商材が多く、フレームの変更や適宜オプションを追加することで、ニーズに合わせたスタイリングが可能な点も特徴です。

ベーシックな宝飾展示らしい雰囲気を保ちつつ、なるべく低予算でアレンジできる什器をお求めの方にオススメします。

ラグジュアリータイプ

より高級感のある雰囲気を出すなら、スタンダード型より高価にはなりますが、ラグジュアリータイプの宝飾ショーケースを選ぶのも良いでしょう。

デザイン性の高いラウンドタイプのフレームが使われており、移動に便利なキャスターや展示物以外を収納できるスペースも備えているため、機能性にも優れています。

ブランドイメージにふさわしい色のフレームを選ぶことで、更にハイグレードな売り場を演出することも可能です。

折りたたみケース

折りたたみ型のショーケースはコンパクトに折り畳めるため、携帯に便利な点が特徴です。

展示会やトランクショーなど、外部で開催されるイベントで宝飾を扱う機会が多い店舗で大いに活躍するでしょう。

レジ付きショーケース

ショーケースにレジカウンターの機能を追加したタイプで、お会計や接客時にも宝飾をアピールすることができます。

宝飾のディスプレイやその他の什器で店内にゆとりのない店舗や、期間限定のポップアップやイベントの際も安心して使うことができます。

壁掛けショーケース

レジ付きショーケース同様、店内に余裕がない場合、壁掛けショーケースの導入もオススメします。

限りあるフロアスペースの節約と商品に視線を集めやすい点がメリットです。

壁面に固定するタイプのほか、上部から吊り下げるタイプのショーケースもありますので、いずれにしても顧客目線の高さを意識しながら設置すると良いでしょう。

宝飾ショーケースの本体はどう選ぶべき?

空のショーケース

続いて、宝飾ショーケースを囲む素材の選び方について解説していきます。

素材の品質を見極めることは、ショーケースの中にある宝飾の視認性や安全面を左右すると言っても過言ではありません。

高透明度の強化ガラスがオススメ

軽量かつ割れにくいアクリル製のディスプレイは、手軽なため店舗什器としてよく扱われていますが、宝飾を飾る場合は透明性の高いガラス素材をおススメします。

特に、低反射ガラスは鑑賞を遮る反射を抑えやすく、博物館などの文化施設やアパレルショップのショーウィンドウなど、様々なシーンで活躍しています。

自社の予算上限から業者の対応プランを比較・検討し、宝飾がもつ魅力を最大限に発揮するのに適した素材の宝飾ショーケースを選んでいきましょう。

宝飾ショーケース選びで押さえたいオプション3選

複数のショーケースと宝飾

最後に、宝飾ショーケースを導入する上でおさえておきたいオプションを3選ご紹介します。

ショーケース本体の選定にこだわるのはもちろんですが、商品の魅力や安全性を更に高める工夫も忘れないようにしましょう。

ブランドイメージを表現できる素材・デザインの什器をそろえる

宝飾を直接配置する各種什器のピックアップも重要です。

商品の魅力を引き立てるには、宝飾の種類やブランドイメージに適したデザイン性をもち、ショーケース内部で見栄えする寸法の什器を調達していきましょう。

また、ブランドや店舗の世界観を支える布地やモチーフなどの小物系まで、トンマナを意識して配置していくと良いでしょう。

宝飾に適した照明スタイルを決める

宝飾を美しく照らすライトの導入・セッティングも欠かせない工程です。

あえて室内照明を抑え、薄暗い中でショーケース内部のライトを際立たせるなど、店舗のブランドや展示テーマに合わせた様々な空間を作り出すのに役立ちます。

LEDライトは色温度や明度をカスタマイズできることから、多様なジュエリーや宝飾の照明として導入されています。

クールホワイトのライトを強めに調整しダイヤモンドの明るさを際立たせる、華やかなゴールドに暖色系統のライトをあてがうなど、金属パーツの色味に応じて照明を変えるのがオススメです。

セキュリティ性の高い機能・環境を用意する

宝飾の品質を保ちつつ、あらゆるトラブルを防止するためには、セキュリティ面の対策も必要不可欠です。

ショーケースのガラスに飛散防止&強化加工を施す、必ず鍵を2つ以上用意することで、ケース本体の安全性を高めることができます

店内の警報システムやモーションセンサーの導入・管理も徹底することで、店舗自体のセキュリティ環境を向上させられるでしょう。

宝飾ショーケース導入・売り場最適化なら橘にご相談ください

今回の記事では、宝飾ショーケースにこだわる理由や代表的なツールの種類、おすすめの素材や各種オプションについて解説していきました。

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